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アルゼンチン記者が見た英雄メッシ「誰がこのような筋書きを思い描いたのだろうか」

スポーツ報知
36年ぶり3度目の優勝を果たし、優勝トロフィーを手にサポーターと歓喜するアルゼンチン代表のメッシ

 メッシが、全てのアルゼンチン人の心に永遠に残る、感動的なタイトルを手に入れてくれた。彼自身と全アルゼンチン人が渇望していたW杯のトロフィーだ。そして、世界各国にいる何百万人ものメッシファンも同じ感動を抱いたはずだ。

 W杯決勝。誰がこのような筋書きを思い描いたのだろうか。このような展開は、フィクションだとドラマチックすぎる。PK戦で最後のMFモンティエルのキックがゴールネットにキスする時まで、結果を予想することは不可能だった。

 選手たちの疲労は極限に達していた。誰もがアルゼンチンの勝利を確信していた後半35分からの2分間で、天地がひっくり返った。天はアルゼンチンに試練を与えた。それでもメッシは、約20年間のプロキャリアの最終段階で、彼のもっとも望んでいたW杯のタイトルを手に入れた。

 メッシは長年続いていたマラドーナとの比較論争を終わらせるため、W杯のタイトルをとることが必要だった。アルゼンチンには2人の神がいる。マラドーナとメッシ。これは他のどの国にもなし得ないことだ。

 メッシにとっても、国民にとっても、忘れられない日曜日になった。メッシは微笑み、叫び、意気消沈し、苦しみ、そして最後に新しい世界王者のキャプテンとして、悲願だったトロフィーを掲げた。将来、メッシの跡を継ぐことを夢見る若き者たちよ! アルゼンチンの名誉にかけてメッシの後に続け!

 ◆アドリアン・クラグロリーニ 1959年11月9日、アルゼンチン生まれ。同国のラジオ「カデナ・トレス」のスペイン特配員。文化、社会報道のジャーナリストを続けながら、2012年から同局の特派員としてメッシを取材する。

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