宝塚歌劇団は17日、月組組長の光月(こうづき)るう、千海華蘭(ちなみ・からん)らが来年4月30日付で退団すると発表した。「『応天の門』―若き日の菅原道真の事―」「Deep Sea ―海神たちのカルナバル―」で東京宝塚劇場の千秋楽をもって卒業する。
光月は2002年入団。月組一筋で18年11月に、組の最上級生として組長に就任。今年上演された「グレート・ギャツビー」では物語の鍵を握る自動車修理工のジョージ役を演じた。
千海は06年入団で、こちらも月組一筋。身長167センチと小柄ながら“芝居の月組”を支える多彩なバイプレーヤーとして活躍した。
ほかに朝霧真、清華蘭、結愛(ゆい)かれん、花時(はなとき)舞香、蘭世惠翔(らんぜ・けいと)が同じく来年4月に退団する。15年入団の結愛は17年に「All for One」の新人公演でヒロインを務めた。16年入団の蘭世は「エリザベート」(18年)で少年ルドルフを担当し、翌19年に娘役に転向して話題になった。また、朝雪薫がこの日付で退団した。