広島の秋山翔吾外野手が17日、地元の神奈川・横須賀市不入斗公園で野球教室を行った。軟式、ソフトボールの計18チーム91人が参加。小学生と1打席対決を行うなど、約3時間にわたって触れ合い「横須賀の少年野球の未来は明るそうだなと思いました」と笑みを浮かべた。
自身も小学校時代に練習に取り組んだというグラウンドで、真剣なまなざしで“後輩”たちを指導した。「『分からないことがあったら聞いて欲しい』と言っていたけど、もっと話しかけて欲しかった」と閉会式で“喝”を入れる一幕もあった。「6年生はこれから多感な時期に入るだろうし、中学生という新しいステージにも上がる。あえてああいうことを言って、頭に残ってくれたらいいし、それが必要じゃなかったとしても、僕は大事なことだなと思う」と説いた。
故郷での野球教室はプロ3年目オフの2013年から毎年開催し、今年で9回目を迎えた(20年はコロナ禍で中止)。「プロに入って10何年になった。6年生は来年中学生。そういう子たちがプロに入ってきてくれたらうれしい。1年でも現役が長く延びれば、こうやって野球教室を開くチャンスも増える。野球教室に参加した子たちがプロ野球選手になるというつながりが出てくる」と自身の活躍を誓い、子供たちの成長を願った。