◆新日本プロレス「WORLD TAG LEAGUE 2022 & SUPER Jr. TAG LEAGUE 2022」大会 ▽8人タッグマッチ30分1本勝負 〇鈴木みのる、ランス・アーチャー、金丸義信、DOUKI(4分54秒 ゴッチ式パイルドライバー→体固め)EVIL、高橋裕二郎、SHO、ディック東郷●(14日、宮城・仙台サンプラザホール)
新日本プロレスに参戦中の鈴木みのる(54)が第4試合で行われた8人タッグマッチ終了後のリングで自身が率いるヒールユニット「鈴木軍」の解散を宣言した。
この日の試合で必殺のゴッチ式パイルドライバーでディック東郷を下し、白星を挙げた直後だった。
リング上でマイクを持った鈴木は「鈴木軍が生まれて11年。俺たちが出てくれば罵声を浴びて、ずっと憎まれてきた。ゴミを投げつけられ、バカだ、アホだ、クソだ、クズだ、死ねって誹謗中傷を受けてきた。そんな俺たち鈴木軍が今、見て見ろよ。こんなに愛されてるじゃねえか」と笑みを浮かべて話すと「だから、決めた。2023年、鈴木軍、新しい出発だ。それぞれが新しい旅に出る。2022年、今年をもって鈴木軍、解散します」と宣言した。
観衆から「え~!?」という絶叫があがると、「もう決めたんだ。ありがとう」と笑顔を見せてリングを後にした。
バックステージで解散の理由を聞かれた鈴木は「(理由は)いろいろ。もう、俺の助けなんかいらねえじゃねえか。強えじゃねえか、みんな」とメンバーの成長に目を細めた上で「それぞれがやりたいことが変わってきたんだ。この話は全員にしてある。全員が納得している。新しい道に行こうじゃねえか」と説明した。
鈴木軍は2011年5月3日の福岡大会で鈴木がTAKAみちのく、タイチとともに結成。元WWEのランスアーチャーも加入。その後も、エル・デスペラード、金丸義信、ザック・セイバーJr、DOUKIらを加え、勢力を拡大。人気ヒールユニットに成長していた。
メンバーのタイチは鈴木の宣言直後に自身のツイッターを更新。「鈴木軍」のハッシュタグをつけ、「あの人が 俺達が決めた事 もはや何も悔いはない 鈴木軍結成11年 結局11年間、軍から離れる事なく戦い続けたのは俺と鈴木みのるだけだったな… だがまだ今日で俺達は終わったわけではない 最後まで全員で」とつづった。
TAKAみちのくも自身のツイッターで「それぞれが新しい道に進み出す。2022年をもって鈴木軍を解散します。鈴木みのる、タイチ、TAKAみちのくの3人で2011にスタートした鈴木軍 その後ランスが来て、デスぺ、金丸、ザック、DOUKIがきて、、最初はヒール、憎まれ役だったのに今はこんなにも愛されてるじゃねぇか」と記した。
鈴木の突然の解散宣言にネットも沸騰。宣言直後には「鈴木軍解散」のワードがツイッターの世界トレンド6位に急浮上。SNS上には「ずっとファンの一人としては凄く寂しい」、「寂しくもあるが仕方ない」、「寂しいけれど、とてつもなく大きな足跡を残したよ」、「鈴木軍は最恐、最怖、最強、最高!!鈴木軍いちば〜ん!!」など様々に惜しむ声が上がった。