【阪神】原口文仁、若林忠志賞受賞 自身も患ったがんの啓蒙活動など評価「長く続けられるように」

スポーツ報知
神戸市内の医療ケア施設チャイルド・ケモ・ハウスの堀内まさみ代表理事(中央左)に記念品を手渡す原口文仁(中央右)(カメラ・渡辺 了文)

 阪神・原口文仁内野手が14日、継続的な社会貢献活動やファンサービスの功績をたたえる「若林忠志賞」を受賞し、兵庫・西宮市内の球団施設で授与式が行われた。表彰状、記念盾、賞金100万円、活動資金100万円が贈られた。

 18年に大腸がんを患った経験から「がんの早期発見・早期治療」を広く伝える啓発活動に取り組み、小児がん患者との交流や医療ケア施設への寄付を継続していることが評価された。原口は「この活動を通して病気と闘っている子どもたちをはじめ、少しでも皆様の力になれればうれしい限りです。野球選手としてのモチベーションでもありますので、今後も長く続けられるように日々頑張っていきたいと思います」と気持ちを新たにした。

 「若林忠志賞」は創世期からエースとして活躍し、グラウンド外においても、ファンサービスや社会貢献活動に尽力した球団OB・故若林忠志氏の功績を称えて、11年度から設けられた。過去には、藤川、鳥谷らが受賞している。

 この日は、小児がんをはじめとする医療ケアが必要な子どものための施設「チャイルド・ケモ・ハウス」に対して、今季のレギュラーシーズンの安打と打点数に応じた金額33万円(23安打、10打点×各1万円)の寄付も実施。原口が20年から開始した活動について、同施設の堀内正美代表理事は「原口選手のファンの方たちからも、原口選手の活動に共感して、ご寄付をいただいている。感謝しています」と支援の輪が広がっていることを明かした。

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