ソフトバンク・中村晃外野手が14日、ペイペイドーム内で契約更改交渉に臨み、9000万円減の年俸1億5000万円で新たに年俸変動なしの2年契約を結んだ(金額は推定)。
「(前回)4年契約をいただいて、特にいい成績を残せずだったんですけど、球団と代理人の北村先生のお陰でいい契約がしていただくことができたので、感謝しています」
同席した代理人の北村晴男弁護士は「一定の条件をクリアできれば、自動的に3年目を契約すると。2・5年というか、そういう変則的な複数年契約にしていただいた。本人がソフトバンクで最後までやりたいという強い希望があるので。そこが一番感謝しているところ」と説明し、「インセンティブの幅を4年前、前回契約よりもだいぶ上積みしていただいて、頑張れば(減俸分を)回復できるようなものにしていただいた。具体的には言えませんけど、一つ一つの数字を大きくしていただいて、それからハードルを下げていただいて。よりモチベーション高く活躍できるような契約にしていただきました。守備についてもだいぶ付けていただいたかなと思います」と話した。
中村晃は4年契約最終年だった今季、パ・リーグの一塁手部門で3年連続のゴールデン・グラブ賞を受賞。114試合で打率2割5分3厘、7本塁打、51打点だった。「(今季は)残念な成績、そして優勝も逃してしまいましたし、悔しい思いもしました。でも、後半はいいものというか、少しずつこれかなというものが出てきたので、それを来年出せるようにオフにしっかり練習していきたいなと思っています」と力を込めた。