東海大札幌・渡部雄大投手が都市対抗40回出場の日立製作所入り…最速145キロ左腕、全日本大学野球選手権でノーヒットノーラン達成

日立製作所に進むことが決まった東海大札幌・渡部
日立製作所に進むことが決まった東海大札幌・渡部

 6月の全日本大学野球選手権で大会史上7人目のノーヒットノーランを達成した東海大札幌の渡部雄大投手(4年)=東海大甲府=が、社会人野球の日立製作所に進むことが決まった。最速145キロ左腕は、2年後のプロ入りを目指して再び故郷を離れる。

 諦めかけていた硬式野球継続の道がつながった。全国舞台で名をとどろかせたが、その後のアピール機会だった秋季リーグ戦はけがで2試合の登板にとどまり「焦りはありました」と振り返る。

 それでも、企業チームからの誘いを最後まで待ち続けた。強い思いが吉報を招き、声をかけてくれたのは春の好投を現地で視察していた日立製作所の和久井監督。「想定してなかった(大企業の)チーム。(ノーヒットノーランがなかったら)野球もやってなかったかも」と胸をなで下ろした。

 東海大甲府から地元の大学にUターン入学し3年間でわずか1勝だったが、最終学年で眠っていた才能が開花。今春のリーグ戦では最優秀投手賞、ベストナインを獲得するなど道内大学生を代表する投手に急成長した。

 春からは都市対抗大会40度の出場を誇る名門で腕を磨く。「全国常連のチームなので、自分の頑張り次第でいくらでも上にいける」。まずはエースの座を奪い、その先のドラフト指名まで駆け上がる。

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