【広島】ドラ5河野佳は“有原級” 恩師の広陵高・中井哲之監督が太鼓判

広陵・中井哲之監督(右)の還暦を祝う会で恩師から活躍の太鼓判を押された広島ドラフト5位の河野佳
広陵・中井哲之監督(右)の還暦を祝う会で恩師から活躍の太鼓判を押された広島ドラフト5位の河野佳

 広島のドラフト5位・河野佳投手=大阪ガス=が11日、前レンジャーズの有原級の素材と太鼓判を押された。広島市内で行われた広陵高・中井哲之監督の還暦を祝う会に出席。監督歴30年以上の恩師から「高校時代、絶対にプロに行くという球を投げていたのは、有原と河野だけ」と日本ハム時代の19年に最多勝を獲得した右腕を引き合いに絶賛された。

 同校から大阪ガスに進み、昨年の社会人野球日本選手権では最高殊勲選手に輝いて大会連覇に導いた21歳右腕。今年は喉に痛みがある扁桃膿瘍(へんとうのうよう)手術の影響で思うような結果が残せなかった。中井監督は「喉のケガさえなければもっと結果が出て上位(指名)だった。先発でも中継ぎでも抑えでも、どこでもできる器用な投手。どの球種でもストライクが取れるし、どの球種でも勝負球になる。キレと強さに加えて、三振を取らなくてもアウトを取ればいいのを分かっている」と1年目からの活躍に期待を込めた。

 パーティーには同校野球部OB約230人らが出席。広島の野村、上本、中村奨や巨人・小林らとも肩を並べた河野は「(監督からは)『ありがとう』という言葉が一番心に残っている。周りに支えられながら野球ができている。(プロでも)感謝しながらやっていけたら」と改めて中井監督の教えをかみ締め、プロ野球選手としての決意を新たにした。

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