出場機会の少ない選手の移籍活性化を目指す「現役ドラフト」が9日、初めて開催された。巨人は楽天からオコエ瑠偉外野手(25)を獲得。関東一高時代の15年夏の甲子園を沸かせた逸材が新天地に渡る事になった。
現役ドラフト終了後に取材に応じた楽天の石井一久GM兼監督はオコエの移籍が決まったことについて「引き続き頑張ってもらえればなと思います。新しいきっかけというか、色んなタイミング的には、今また新しい環境に行ったことで彼の能力を開花させられる可能性もある。次の移籍先でも頑張ってくれればと思う」と願った。
オコエは15年ドラフト1位で楽天入り。1年目の16年から51試合に出場した。19年には自己最多52試合に出場して3本塁打を放ったが、今季は6試合の出場のみ。楽天を通して「入団以来7年間、ここまで支えてくださった楽天イーグルスの球団関係者の皆さん、そして、いつも温かく応援してくださったイーグルスファンの皆さん、本当にありがとうございました。来年からは読売ジャイアンツで心機一転頑張りますので、これからも応援よろしくお願いします」とコメントした。
また、楽天は、広島から正隨優弥外野手(26)を獲得。石井GM兼監督は「パンチ力がある。他の選手が持っていないパンチ力と真っ直ぐに強い。まだ年齢的にもこれから伸びしろを望めたので指名させて頂きました」と期待を込めた。