◆第22回名古屋グランプリ・交流G2(12月8日、名古屋競馬場・ダート2100メートル、良馬場)
交流G2は12頭(JRA5、愛知5、他地区2)によって争われた。菅原明良騎手が手綱を執った1番人気のペイシャエス(牡3歳、美浦・小西一男厩舎、父エスポワールシチー)がゴール寸前で、先に抜け出したヴァンヤール(荻野極騎手)を鼻差とらえて優勝。6月のユニコーンSに続き2度目の重賞勝ちを飾った。勝ち時計は、従来の基準タイムを1秒1上回る2分15秒1だった。
さらに3馬身差の3着にラーゴム(鮫島克駿騎手)、4着ケイアイパープル(藤岡康太騎手)、5着クリンチャー(藤岡佑介騎手)とJRA勢が上位を占めた。
菅原明良騎手(ペイシャエス=1着)「前にいた馬(ヴァンヤール)がすごく手応えが良くて、マークしていたんですけど、直線向くまで(相手は)持ったままで、こっちは手応えが怪しく促しながらの競馬でしたけど、何とかかわしてくれればいいなと思って乗っていました。勝つことができなくて、悔しい思いをさせていたので、勝つことができてうれしく思います。(名古屋競馬場は)施設がきれいで競馬場は乗りやすくて、ペイシャエスは初めての競馬場で砂が深かったのでどういう走りができるかなと思ったんですけど、勝ててよかったです。外枠だったので、いい位置取れるなと、思っていたので、前めでいつものように運べればと思っていました。最後はかわせたかな、と思った。(ペイシャエスは)これからも成長していけると思いますし、G1の舞台でもいい成績を残せるように、僕自身も精進していきたいと思います」