広島の大瀬良大地投手(31)が7日、マツダスタジアムで、現状維持の年俸1億8000万円プラス出来高払いで契約更改。3年契約2年目の来季に向け“原点回帰”を誓った。
今季は23試合で8勝9敗、防御率4・72と「情けないシーズン」。20年の右肘手術後は関節に負担をかけないよう減量してきたが、発想を逆転した。最多勝、最高勝率を獲得した18年のように「体重をしっかり乗せてボールに伝えて投げるのが元々のスタイル」と増量を決意。今オフは走り込みの量を制限し、体重は5キロ増えて93キロになった。
サッカー日本代表の森保監督は長崎日大高の先輩。「スペインに勝った時はグッとこみ上げるものを感じた。僕も選手として伝える側。こういう気持ちに一人でも多くなってもらえたら」。復活して広島ファンに歓喜を届ける。