ヤクルトの高梨裕稔投手が7日、都内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、750万円アップの4300万円でサインした(金額は推定)。
9年目の今季は、20試合に登板して7勝9敗。防御率4・30。開幕2戦目を託され、開幕ローテ入りするも、夏場に失速。7勝目を挙げた8月24日の広島戦(神宮)を最後に、以降は3連敗と、状態が戻らなかった。
チームは2年連続となるクライマックスシリーズ、日本シリーズに出場するも、高梨の登板機会はなかった。「満足はしていない。9月ごろはふがいないピッチングが多かったし、悔しいシーズンだった」と振り返り、「調子の波を少なくして、調子が悪くても、ゲームをつくれるように」と、来季への課題を明確にした。
オフは都内で自主トレを行う予定。チームの先輩である石川、小川らの助言もあり、11月中旬から通い始めた。「いろいろな発見があって、いい時間を過ごせていると思う」と右腕。色紙には「2桁勝利」としたため、「期待してもらっている。2桁は確実に勝てるように頑張っていきたい」と奮起を誓った。