オリックス・渡部遼人外野手が5日、大阪・舞洲の球団施設で契約更改交渉に臨み、現状維持の900万円でサインした。「課題がすごい見えた。走攻守全てで見えたなというのが正直な、1年間を通した感想です」と悔しさをにじませた。
21年ドラフト4位で慶大から入団し、ルーキーイヤーの今季は16試合の出場。9月10日のソフトバンク戦(京セラD)ではプロ初安打初打点となる2点適時打を放ったが、シーズンを通して打率0割5分9厘、2打点、1盗塁に終わった。「打撃だったら力強さだったり、走塁だったらリードの幅から、イチからやり直したいと思ったんで、そういうところからやろうと思います」と出直しを誓った。
来季の具体的な目標はなく、少しでもグラウンドに立ち続けることだという。「数字は決めないです。それよりも試合に出場する、試合数が増える=信頼を得ているということ。試合に出ることを目標にしたいと思っています」と意気込んだ。