◆柔道 グランドスラム東京大会 最終日(4日・東京体育館)
女子48キロ級で、世界選手権覇者の角田夏実(了徳寺大職)は、準決勝で13分39秒間にも及んだ立川莉奈(福岡県警)との死闘に敗れた。今大会で、24年パリ五輪に向け重要な23年世界選手権(ドーハ)の代表内定をつかむことはできなかった。
得意の巴投げに頼らず、新たに取り組んできた技を出そうとしたことが迷いにつながり、うまく試合を運べず。「ちょっと試してみたい部分があったんだと思います。なんか試合しながらも雑念があった」と反省した。
3位決定戦は制したが、悔しい結果に肩を落とし、「(代表内定を)取りたかったですけど、やっぱそんな人生甘いもんじゃない」。結果をしっかり受け止め、「最後に笑えるように、一つ一つ戦っていきたい」と前を向いた。