巨人・喜多隆介捕手(24)が4日、「いやらしい捕手」と化して来季の正捕手奪取に挑む決意を示した。
強肩と経験の小林、強打の大城と先輩捕手陣には武器がある中で「これといったものが自分の中にはまだない」と冷静に自己分析する。その上で「相手から『喜多がマスクかぶっていたら嫌だな』といわれるようないやらしい捕手を目指して、自分の色として出していきたい」と粘り強さと意外性を特色としていく。
目指すイメージはある。巨人の同僚や先輩に「どういう捕手が嫌ですか?」と質問した際に、ヤクルト・中村や、ソフトバンクにFA移籍した嶺井の名が挙がったという。「雰囲気だったり、配球だったりが嫌だなと言っていた。確かに僕自身も配球とか全然違うな、と思うことが多々あった」と参考にしていく。
この日は前ソフトバンク監督の工藤公康氏(59)らと共に神宮室内練習場で行われた野球教室に参加。「プロ入って初めての経験。僕自身も勉強になりました」と基礎の再確認に役立てていた。