◆柔道 グランドスラム東京大会 第1日(3日・東京体育館)
男子81キロ級は小原拳哉(パーク24)が頂点に立った。決勝では東京五輪金メダルの永瀬貴規(旭化成)と対戦。延長で相手が肩車を仕掛けてきたところを隅返しで技ありを奪い、優勢勝ち。「高校生の時から7、8回やって、1回も勝ったことがない相手。絶対勝ちたいと思っていた」と喜びをかみしめた。
コロナ禍で試合がなかった期間に組み手を強化し、自信を深めた。10月末の講道館杯を制し、グランドスラム大会で自身初V。来年の世界選手権代表争いで存在感を示し「純粋にうれしい。アピールになったんじゃないかなと思う。パリ五輪まで時間がないので、1つ1つの試合を絶対優勝することが条件になる。ようやくスタートラインに立てた」と意欲を強めた。