◆柔道 グランドスラム東京大会 第1日(3日・東京体育館)
男子73キロ級で世界選手権2位の橋本壮市(パーク24)が優勝を飾った。古賀颯人(慶応高教)との決勝は延長の末、背負い投げで技ありを奪って優勢勝ち。「試合の前からケガだらけで納得する準備はできなかったけど、結果を出さなくちゃいけないので。その中でも優勝できたのは良かった」と胸を張った。
この階級で五輪2連覇中の大野将平(旭化成)が5日前に欠場を表明した。王者との直接対決はかなわず「今回の大会で絶対倒してやるという気持ちで準備していた。欠場を聞いた時は残念でした」と率直な思いを口にした。意地の優勝で来年の世界選手権代表入りへ大きくアピール。「パリ五輪に向けて、徐々にいい形で進んでいるのかなと思う」と手応えを示した。