高市未来、11月に結婚後初V「サポートしてもらっている。結果で恩返ししたい」

スポーツ報知
女子63キロ級優勝の高市未来は表彰台で笑顔を見せる(カメラ・堺 恒志)

◆柔道 グランドスラム東京大会 第1日(3日・東京体育館)

 女子63キロ級で東京五輪代表の高市未来(旧姓・田代、コマツ)が優勝を果たした。準決勝で鍋倉那美(了徳寺大職)を退け、決勝で渡辺聖子(警視庁)に指導3つによる反則勝ち。初戦から5試合を勝ち抜いたが「優勝したことは評価できるけど、内容が情けなくて。次にしっかり反省してつなげたい」と手綱を締め直した。

 昨夏の五輪前からけがに悩まされてきたが、五輪後初実戦だった10月末の講道館杯で復活V。直後の11月1日。「1番」への思いを込めて、1が3つ並んだ日に、約8年間交際していた男子66キロ級で元世界選手権代表の高市賢悟さんと婚姻届を提出した。

 今大会から登録名も変えた。「昨日組み合わせが出た時にも自分の名前がないと思って探して。『あれ、誰だろう?』って自分でも思ってしまう場面が何回かあって、まだ慣れない」と苦笑したが、心機一転の大会で最高の結果を残した。24年パリ五輪代表争いへ「サポートしてもらっているので、結果で恩返ししたいなと思って日々過ごしている。1つ1つ必ず勝ちきることが目標」。元選手の夫の支えも力に、3大会連続の五輪出場を目指す。

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