◆カタールW杯 ▽1次リーグG組 カメルーン1―0ブラジル(2日・ルサイル競技場)
【ルサイル2日=スポーツ報知W杯取材班】FIFAランク43位のカメルーンは、同1位のブラジルに1―0で勝利。1990年大会以来、32年ぶりの決勝トーナメント進出(T)を逃したが、W杯での未勝利を「9」で止めて意地を示した。
“不屈のライオン”が、王国に牙をむいた。0―0の後半47分、右サイドからのクロスをFWアブバカルが頭で合わせて先制点。喜びのあまりユニホームを脱いで上半身裸となり、この日2枚目の警告を受けて退場となった。ブラジルは、敗れた場合に他会場の結果次第でG組首位通過を逃す可能性があったため、8万人超が詰めかけた会場は騒然となった。
アフリカ勢ではセネガルとモロッコが既に決勝T進出を決めており、3チームが進めば史上初。カメルーンも最終戦を勝ちきったが、別カードでスイスが勝利したため、幻に終わった。今大会期間中には、正守護神のGKオナナが規律上の理由でチームを“追放”となる異例の騒動に見舞われた“不屈のライオン”。2002年日韓大会から続いていたW杯の未勝利をストップし、胸を張って大会を後にした。
【G組の日程】
▼11月24日
スイス1-0カメルーン
ブラジル2-0セルビア
▼11月28日
カメルーン3-3セルビア
ブラジル1-0スイス
▼12月2日
セルビア―スイス
カメルーン―ブラジル
【決勝トーナメント1回戦=G組関連】
▼12月5日
ブラジル―韓国
▼12月6日
ポルトガル―スイス