柔道のグランドスラム(GS)東京大会(3、4日・東京体育館)に出場する男女日本代表が2日、東京・北区の味の素ナショナルトレーニングセンターで練習後に取材に応じた。
男子66キロ級の丸山城志郎(ミキハウス)は背水の陣で臨む。3連覇を目指した10月の世界選手権では決勝で、ライバルで東京五輪金メダルの阿部一二三(パーク24)に敗戦。24年パリ五輪代表争いで差を広げられた。
今大会は阿部が今後に向けたコンディショニングを優先し、欠場を選んだ。直接対決の機会はなくなったものの「特に思うことはない。(阿部が)出ても出なくても僕の力を全て出すだけなので」と冷静に受け止める。「もちろん五輪に出て優勝するというのが一番の目標ですけど、まずは一戦一戦、目の前の試合に集中してやっていかないといけない立場。しっかり勝ちきりたい」。厳しい状況を認識した上で、必勝を期した。