J1浦和のDF岩波拓也(28)がカタール1部の強豪アルサドに移籍することが1日、濃厚となった。
16年リオ五輪代表の岩波は、下部組織を過ごした神戸から18年に浦和入り。右足の正確なフィードを武器とする186センチの長身センターバック(CB)で19年ACL準優勝、18、21年度の天皇杯優勝などに貢献した。今季はリーグ31試合3得点と主力で活躍し、ショルツとのCBコンビで堅守を支えた。浦和で5年目のシーズンを終え、国内外の移籍を模索する中、今季から元神戸監督のリージョ氏(54)が指揮するアルサドから白羽の矢が立った。
同クラブはカタール1部リーグで16回、ACLで1回(11年)の優勝を誇り、昨季は韓国代表MF鄭又栄らを擁して2連覇を飾った。昨季2位・アルドハイルの元柏FWオルンガが得点王に輝くなど、中東屈指のリーグ。W杯開催に沸くカタールで、岩波が新たな挑戦をスタートさせる。