DeNA・伊勢大夢投手(24)が30日、横浜市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、6440万円アップの9200万円でサインした。「ここまで評価してもらえたのはうれしい。1、2年目にいろいろな経験をさせてもらって、ようやくチームに恩を返せた」と声を弾ませた。
今季は12球団トップの71試合に登板し3勝3敗1セーブ、39ホールド、防御率1・72で球団記録を更新する42ホールドポイントをマーク。球団からトップクラスの評価を受けた。シーズン終盤まで最優秀中継ぎのタイトルを争ったが、阪神・湯浅、中日のY・ロドリゲスの45HPに及ばなかった。「あと一歩でつかめなかった。そこだけが、チームの優勝を逃したことも悔しいですけど、自分としてはそこが一番悔しかったので。来年以降タイトルを狙える立場になっていきたい」と目標を掲げた。
プロ3年目でチームの勝利の方程式を担い「伊勢大明神」のネーミングも浸透しつつあるが、「うれしいですね。神様はちょっとプレッシャーですけど」と目を輝かせていた。
ストッパーの山崎が6年契約で残留を決めたばかり。「目指してきた選手がまだいてくれる。また学ばせていただける。超えるチャンスもくれている。背中を追ってこえていければいいなと思っています」と気合いを入れ直していた。