【阪神】リアル「グラゼニ」湯浅京己が歴代3位の840%アップで契約更改…ブルペンで年俸チェック

スポーツ報知
大幅アップに笑顔でポーズの湯浅(カメラ・渡辺 了文)

 阪神・湯浅京己(あつき)投手(23)が30日、兵庫・西宮市の球団事務所で契約更改し、4200万円増の年俸4700万円でサインした。今季500万円から840%のアップ率は、09年オフの楽天・福盛(1036%)、94年オフのオリックス・イチロー(900%)に次ぐ歴代3位。名字の「湯」と名前の「あつ」になぞらえた決めゼリフの「アツアツです」で、喜びを表現した。

 岩貞からプロ初勝利のお祝いに贈られたグレーのスーツを着て更改。4年目の今季はチーム最多59試合に登板して2勝3敗、43ホールド、防御率1・09。昨季まで通算3登板の男が最優秀中継ぎと新人特別賞も獲得した。「正直、ここまでは想像していなかったです」

 ブルペンでは、金村投手コーチ(退団)に「グラゼニ」と背中をたたかれた。待機中は選手名鑑で相手の年俸をチェック。「マウンドでは関係ない」と、野球漫画「グラゼニ」の主人公のように、自身の何十倍も稼ぐ打者を次々と封じた。

 福島・聖光学院高時代から腰痛に悩んだ右腕は昇給分の使い道を「まず両親に。リハビリが長く、ずっと支えてもらった」と即答。来季の目標は防御率0点台と被本塁打0を掲げた。今季は被本塁打1(7月1日、中日のA・マルティネス)で「悔しくて映像を何回も見返した。狙っていても打てない球を投げたい」と意気込んだ。来季はWBCの日本代表候補で、岡田監督からはクローザー候補に指名。さらにゼニを稼ぐ投手になる。(安藤 理)

 ◆グラゼニ 選手の年俸に焦点を当てた異色の野球漫画で、「週刊モーニング」(講談社刊)で11年から連載。中継ぎ左腕の主人公、凡田夏之介が「グラウンドには銭が埋まっている」、略して「グラゼニ」の精神を掲げる。南海の名監督で「親分」と呼ばれた鶴岡一人氏の名言「グラウンドにはゼニが落ちている」が由来。

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