高校野球の今春のセンバツに出場した花巻東(岩手)で背番号4をつけた小原大和内野手(3年)が、東京六大学野球の慶大に合格したことが29日までに分かった。2人の兄と同じ大学に進み、さらに実力を伸ばしていく。
同じ道のりを進み、2人の兄を超える。「兄たちを超えたいと思って花巻東に来た。(大学も)同じ思いで選びました」と語った。3人兄弟の末っ子で、長男・大樹(28)は現エンゼルス・大谷翔平(28)と同期で花巻東から、二男・和樹(25)は盛岡三からともに慶大に進み、リーグ優勝に貢献。大樹が4年、和樹が1年時、ともに出場したリーグ戦を神宮で観戦したという。合格後、2人から「甘くはないぞ。死ぬ気でやれ」とエールをもらい、「(兄たち以上の)活躍をしたい。そのために日々練習していく」と気持ちを新たにした。
内外野を守れるユーティリティー性が持ち味。現在はウェートトレ中心に、パワーアップに努めている。「レベルが高くて層も厚いと思うけど、持ち味を生かしていきたい」。兄たち以上にチームの力になるため、神宮で4年間腕を磨く。