【巨人】ドラ3田中千晴、国学院大の先輩・矢野謙次氏と同じ背番48「愛される魂受け継ぐ」

スポーツ報知
入団会見を背番号を披露するドラフト5位の船迫大雅(左)とドラフト3位の田中千晴(カメラ・中島 傑)

 巨人にドラフト3位で指名された国学院大・田中千晴投手(22)が29日、都内のホテルで契約金6000万円、年俸1000万円で契約を結び、入団会見に臨んだ。「いずれは日本球界を変えられる選手になりたい。まずは貯金をつくれる投手になることが目標」と決意表明した。

 背番号48のユニホームに袖を通して背筋を伸ばした。「48」は大学の先輩で、今季まで日本ハム2軍打撃コーチを務めた矢野謙次氏が、巨人時代につけていた番号だ。「大学の先輩の愛される魂を受け継いで、東京ドームのマウンドで威風堂々と投げられたら」と近未来を思い描いた。

 ゆくゆくは世界に名を知らしめる野心もある。神宮大会決勝で明大に0―1で敗れた後、鳥山泰孝監督から「お前の限界はここじゃない。プロに行ってどんどん成長して、田中千晴を日本、世界に知ってもらえ」との言葉をもらったという。自身も「大谷翔平選手だったりが日本の球界を変えていて、そこに追いついて追い越して、と考えている」と将来的なメジャー挑戦も熱望した。

 「かわいい目がチャームポイント。『ちーやん』と呼んでほしいです」と愛らしい笑顔を見せたルーキー。「マウンドで人々を元気にさせるような選手になりたい」。プレーと愛されるキャラクターで、ファンをとりこにする。(水上 智恵)

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