◆カタールW杯 1次リーグ H組 ポルトガル 2-0 ウルグアイ
0-0のまま一進一退で進んだ試合。しかし後半9分、やはりこの人、クリスティアーノ・ロナウドが均衡を破った!これがW杯通算9つ目のゴール。ポルトガルの伝説的FWエウゼビオに並んだーかに見えた。しかしこのヘディングがわずかに届いていなかった。
BBCは「誰のゴールだったのか?」と見出しをつけ、ロナウドとボールの間に5ミリほどの隙間が見える写真を掲載し、このシーンを特集。左サイドからフェルナンデスが絶妙のクロスを出すと、ウルグアイDF2人を引きちぎってゴール前に飛び込んだロナウドが頭をこすりつけたかのように見えた。
ボールが相手ゴールの右隅に飛び込むと、ロナウドは右腕を掲げて左隅のコーナーに駆け込み、得意の仁王立ちポーズ。エウゼビオに並ぶ母国のW杯通算ゴール記録に並んだことをセレブレーションした。
公式記録も当初はロナウドのゴールとした。ところがスローで見ると、ロナウドの頭とボールにわずかだがはっきりとした隙間が発見され、すぐにフェルナンデスのゴールと訂正された。
試合後のインタビューでフェルナンデスは、「あれはシュートではなく、クリスティアーノへのパス。彼のラストタッチだと思った。しかし誰のゴールかということより、ベスト16に進んだことが重要だ」と健気な発言。けれども自身のゴールとなるよりロナウドの記録をアシストした方が、歴史にその名を残したのかも知れない。