横浜FMの仲川輝人、FC東京に完全移籍「一生残る大切な宝物」…19年得点王&MVP、2度のJ1優勝立役者

スポーツ報知
仲川輝人

 今季J1で3年ぶり5度目の優勝を果たした横浜FMは28日、FW仲川輝人(30)が来季FC東京に完全移籍することを発表した。

 2015年に横浜FMに入団した仲川は、町田、福岡と2度の期限付き移籍を経て19年に復帰。同年には鋭いドリブルと正確なシュートを武器に、チームを15年ぶりの優勝に導き、得点王とリーグMVPを獲得した。その後は日本代表にも初選出。東アジアE―1選手権で2試合に出場した。

 昨夏は神戸から獲得オファーを受けたが、残留を決断した。今季は31試合に出場し、7得点6アシストと存在感を発揮。先発出場数は15試合と多くはなかったが、右膝のけがなども抱えながら、優勝に大きく貢献した。クラブは春先から契約延長を求めて交渉を重ねてきた。一方でFC東京は、アルベル体制2年目となる来季に向け、得点力もある仲川を補強の目玉としてリストアップ。タイトル奪取に必要な戦力として、破格の複数年契約を提示し、獲得を熱望してきた。今季で横浜FMとの契約は満了となるため、移籍金は発生しないという。

 仲川は大学4年の秋に右膝じん帯を断裂しながらも、獲得してくれたマリノスへの思いは強い。だが、熟慮した結果、自身の年齢から「ラストチャレンジ」と移籍を決断した。

 仲川はクラブを通じてコメントを発表。

「横浜F・マリノスに関わるすべての皆さんへ。

 2015年から8シーズン過ごした横浜F・マリノスを離れる時がきました。

振り返ると、加入してからしばらくは思うように活躍することができず、もどかしい日々が続きました。ただ、大ケガを負った自分と契約をしてくれた横浜F・マリノス。そして、何よりどんな時でも支えてくれたファン・サポーターの皆さんに恩返しをしたい一心で、自分なりに日々全力で走り抜けてきました。

 どれだけその恩を返すことができたか分かりませんが、マリノスファミリー全員で勝ち獲った2度の優勝は、自分のなかで一生残る大切な宝物です。

 自分にとって横浜F・マリノスは、チームが一丸となりひとつの方向へ進むために、どのような振る舞いをするべきかなど、選手としてだけでなく、人としても大きく成長させてくれたとても大切な場所です。

 横浜F・マリノスに関わるすべての人たちの存在がなければ、いまの自分はありません。

 この8年間、歴史と伝統あるクラブの一員として、共に戦えたことをとても誇りに思います。 

 今度は対戦相手となりますが、またお会いできることを楽しみにしています。

 マリノスファミリーの皆さんには、感謝してもしきれない想いでいっぱいです。本当にありがとうございました」

 ◆仲川輝人(なかがわ・てるひと)1992年7月27日、神奈川・川崎市出身。30歳。川崎の下部組織から専修大を経て、2015年に横浜FM加入。町田、福岡への期限付き移籍を経験し、18年に横浜Mへ復帰。19年Jリーグ最優秀選手賞と得点王を獲得。同年には日本代表にも初選出された。J1通算140試合35得点、J2通算30試合3得点。国際Aマッチ通算2試合無得点。160センチ、57キロ。利き足は右。

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