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【北添恵理のスコアアップへの意識改革〈5〉】アウトサイドイン矯正は…腰を引かずに「スライド」で下半身始動

【良い例】正しい下半身始動は左腰を横にスライドさせるだけでインサイドからクラブが下りやすくなる
【良い例】正しい下半身始動は左腰を横にスライドさせるだけでインサイドからクラブが下りやすくなる
【悪い例】左腰を後ろに引く間違った下半身始動。体が開き右肩が前に出るのでアウトサイドイン軌道になる
【悪い例】左腰を後ろに引く間違った下半身始動。体が開き右肩が前に出るのでアウトサイドイン軌道になる

 スライスやチーピンの主な原因はアウトサイドイン軌道です。今回は簡単にできるアウトサイドイン軌道の矯正法をレッスンします。

 アウトサイドイン軌道を矯正するには、まずはインサイドアウトに振る意識を持つことです。チェック項目としては、トップからダウンスイング時に右肩が前に出ないようにすること。右肩が前に出ると必ずアウトサイドからクラブが下りてきます。

 次に下半身始動を意識しましょう。みなさん下半身始動=腰を回すと思っていませんか。より遠くに飛ばすためには腰回転は必要ですが、腰を回転させようとして左腰を後ろに引くと体が開き、右肩が前に出やすくなります。このまま振ればアウトサイドイン軌道決定です。

 正しく下半身を始動させるには、左の腰を引くのではなく、横に少しスライドさせます。これだけで右肩が前に出ずにインサイドからスムーズにクラブが出てくれます。

球を2~3球並べて左足を踏み込み、ステップしながら球を打つと、正しい下半身始動が身に付く
球を2~3球並べて左足を踏み込み、ステップしながら球を打つと、正しい下半身始動が身に付く

 また応用編としては、ショートアイアンを使ったステップ打ちも有効です。球を2~3球少し間隔をおいて横にならべて置き、左足を踏み込んでステップしながら打ちます。左足を踏み込んだ時に自然と左腰が横に動くのが分かりますよね。これが正しい下半身始動。まずはハーフスイングとステップ打ちを組み合わせて練習するとよいでしょう。下半身始動がうまくできないと感じている人はぜひ試してみてください。ミート率と方向性がアップします。12月6日配信予定の次回は、フェアウェーウッドの苦手意識を改革します。

 ◆北添 恵理(きたぞえ・えり)1997年7月29日、大阪府生まれ。25歳。父親の影響で7歳からゴルフを始める。ゴルフの名門・大院大を卒業後、PGAティーチングプロの資格を取得。「みなさんの悩みに寄り添う」もモットーに、「BUZZ GOLF レッスンスタジオ 六甲道」(TEL078・842・3737)で毎週金曜日にレッスンを行っている。

【良い例】正しい下半身始動は左腰を横にスライドさせるだけでインサイドからクラブが下りやすくなる
【悪い例】左腰を後ろに引く間違った下半身始動。体が開き右肩が前に出るのでアウトサイドイン軌道になる
球を2~3球並べて左足を踏み込み、ステップしながら球を打つと、正しい下半身始動が身に付く
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