敗れた日本代表 失点シーンのボールクリアについてDF吉田、伊藤、板倉らが言及

スポーツ報知
後半、コスタリカに先制されぼう然とする吉田麻也(左)ら日本イレブン(カメラ・宮崎 亮太)

◆カタールW杯 ▽1次リーグE組第2戦 日本0―1コスタリカ(27日、アハマド・ビン・アリ競技場)

 【アルラヤン27日=スポーツ報知W杯取材班】初戦でドイツに勝利した日本は第2戦でコスタリカに0―1で敗れた。後半36分に決勝点を許した。

 好機を仕留めきれないまま、悪夢が訪れたのは後半36分だった。DF伊藤洋輝からの横パスをDF吉田麻也が浮き球でクリア。しかしこれが相手も拾える甘い距離に落ち、MF守田英正が先にボールにスライディングする形で入ったが、こぼれ球が相手へと渡ってしまった。MFテヘダからゴール前のDFフジェルにパスが出る。フジェルに左足で狙いすましたシュートを放たれ、GK権田修一は両手で反応したが、ゴールに吸い込まれた。

 相手選手がプレスにきていた中ではあったが、吉田は「つなげると思った」。迷いはなかった。一瞬の判断だが、結果的に失点につながった。それでも、試合後に映像を見返したといい、「つなげるスペースもあったけど高すぎたし、時間的にも前(に大きくクリアするほう)が良かったかな」と振り返る。後半開始から出場した伊藤は「やっぱりゴール前ではリスクも(ある)。大きくクリアするのか、多少リスクを負ってでもつなぐのかってところは、一つチームで話し合っていきたい」と反省の色をにじませた。

 一方、DF板倉滉は「あそこで大きくクリアしとけばよかったと言う人ももちろんいるし。ただ意図として繫ごうととしたというのもある」と失点シーンについて難しい局面だったことを語りつつ、「ただ、そのミスが全部失点の原因じゃないと思う。逆に、そこまでなぜもっていかれたか、というのはもう1回見ないといけない」と、視野を広げて改善する必要性を説く。実際に、左サイドのMF三笘薫は「僕からのミス。球際で負けて。あれがなければ失点はなかった。そこは申し訳なかった」と伊藤がボールを持つ前までさかのぼったプレーへの悔しさをにじませていた。

 6月のチュニジア戦(0●3)でも自身のミスから敗戦を招いた吉田。チームを引き締める声を常に出してきたキャプテンだったが、W杯本番で、一つのパスから失点を許した。「ドイツ戦の勝利から、この試合が難しくなることは間違いないと思っていたし、その中で自分自身もチームも準備できているか問い続けてきたけど。やっぱりこれがサッカーの難しさだと改めて感じた」と敗戦も、厳しい声も、すべてを受け止める覚悟を示した。

 勝ち点を奪えず、最終節のスペイン戦(日本時間2日午前4時)では引き分け以上が絶対条件。吉田は「もう一回しっかりリカバリーして、分析して、スペイン戦に向けて準備をする。まだ何も終わっていないし、何も取っていないし何も失っていない。変わらずチームとして勝ち点を取りにいきたい」と顔を上げた。

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