コスタリカ、日本に1―0勝利 その時、六本木のコスタリカ人40人は…本紙記者潜入リポート

家族6人で手をあげて勝利を喜ぶゲバラ・アイナラさん(左から2人目)(カメラ・瀬戸 花音)
家族6人で手をあげて勝利を喜ぶゲバラ・アイナラさん(左から2人目)(カメラ・瀬戸 花音)
コスタリカの旗を手に笑顔のアレクサンダー・サラス・アラヤ大使(カメラ・瀬戸 花音)
コスタリカの旗を手に笑顔のアレクサンダー・サラス・アラヤ大使(カメラ・瀬戸 花音)

◆カタールW杯 ▽1次リーグE組 日本0―1コスタリカ(27日・アハマド・ビン・アリ競技場)

 在日コスタリカ大使館主催のパブリックビューイングが行われた東京・六本木の飲食店「ワールドスター・カフェ」では、約40人のコスタリカ人が勝利に歓喜した。

 「オ~レ~オレオレオレ~ティコ~ティ~コ~」の大合唱が響き渡る。「ティコ」は、コスタリカ人を表す愛称。“アウェー”の地で、喜びを爆発させた。

 先頭に立っていたのは、アレクサンダー・サラス・アラヤ駐日特命全権大使(63)だ。「本当にうれしいです! とても幸せです! 日本の皆さんもいいゲームをありがとう。水曜日はドイツに勝った日本のお祝いでした。今日はコスタリカのお祝いです」。ちぎれんばかりに国旗を振ると、歓喜の歌声はさらに大きくなった。

 日本に来て10年のゲバラ・アイナラさん(15)は両親と姉弟、家族6人で来店した。前半をスコアレスで終えた際には、「スペインの時よりも、選手の元気があるように見えた。後半は1点取れると思う」と予想。見事的中し、「途中までこのまま引き分けになるかなと思っていたけど、勝ててうれしい! 久しぶりにコスタリカの人々と会えて、一緒に応援できて最高の日になりました」と笑顔を見せた。

 故郷の伝統衣装を着て応援したゲバラさんの母は、「みんなにコスタリカを思い出しながら、応援してほしいから」と自身が幼い頃に食べていたというコスタリカのアメを場内で配り歩きながらモニターを見つめた。試合終了後にはスカートを翻し、勝利の舞を見せた。

 「コスタリカ! コスタリカ! コスタリカ!」。いつまでもやまない鬨(とき)の声。日本であることを忘れるほどの熱気が、店を包んでいた。(瀬戸 花音)

家族6人で手をあげて勝利を喜ぶゲバラ・アイナラさん(左から2人目)(カメラ・瀬戸 花音)
コスタリカの旗を手に笑顔のアレクサンダー・サラス・アラヤ大使(カメラ・瀬戸 花音)
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