【競輪祭】新山響平が念願のG1初制覇!…小倉競輪

新山響平
新山響平

 小倉競輪の第64回G1「競輪祭」決勝は最終日の27日、準決勝を勝ち上がった9選手によって、4147万円(副賞含む)と、「KEIRINグランプリ2022」の出場権をかけて第12Rで争われた。

 道中6番手から打鐘で一気に仕掛けた新田祐大に乗った、新山響平(29)=青森・107期=が、坂井洋が飛び付いたなか、最終バックから番手発進。後続を突き放してゴールを駆け抜け、2015年7月のデビュー以来、念願のGI初タイトルを獲得。昨年(準優勝)のリベンジを果たした。最終バック中団から追い上げた郡司浩平が2着、守沢太志に絡まれながらも郡司に続いた小原太樹が3着に入った。

 新山響平「ラインで走って新田さんに前で行ってもらって後ろを2人(守沢太志と成田和也)に固めてもらって優勝することができました。本来なら僕が前で頑張るところだが、本当に取りたいという気持ちを伝えて番手を走らせてもらって責任感を感じて臨んだ。緊張もしていたが、思っていたよりも走れたと思う。新田さんに任せきりの作戦でおんぶにだっこでした。新田さんのスピードがすごくて、前まで行けたと思う。去年の2着がずっと引っかかっていた今年だったので晴らせて良かった。まだまだ全然ですが、新田さんのように前で頑張れる選手になりたい。グランプリでは新田さんに恩返しができるように今度は前で頑張りたい」

 ◆新山 響平(しんざん・きょうへい)1993年11月2日、青森・八戸市生まれ。29歳。八戸工高卒。日本競輪学校(現・日本競輪選手養成所)107期生として2015年7月の大宮でデビュー(〈1〉〈2〉《1》着)。16年7月の函館でデビュー387日の最速G3制覇(当時)を達成。兄・将史(98期)も現役S級選手。171センチ、76キロ、太もも63センチ。血液型A。

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