【女子野球】ゴールドジム、助っ人巨人組とともに今季最終戦黒星も「野球の楽しさを知りました」…ヴィーナスリーグ全日程終了

それぞれの思いを胸に、最終戦を終えたゴールドジムの篠原監督(下段中央)と選手たち(カメラ・軍司 敦史)
それぞれの思いを胸に、最終戦を終えたゴールドジムの篠原監督(下段中央)と選手たち(カメラ・軍司 敦史)

 ◆ヴィーナスリーグ交流トーナメント ▽決勝 日大6―5ゴールドジム(27日、袖ヶ浦市営球場)

 関東周辺地区の女子硬式野球リーグ・ヴィーナスリーグ(報知新聞社など後援)の交流トーナメント決勝が行われ、日大国際関係学部(静岡)がゴールドジム(東京)を逆転で破り今季の全日程が終了した。

 各リーグ戦の上位に入らなかった20チームによるトーナメント。ゴールドジムは4回までに5点を挙げるが、ジリジリと追い上げる日大が5回に逆転、そのまま逃げ切られ、最終戦を勝利で飾ることはできなかった。

 ゴールドジムには今季、巨人の女子チームに所属する4人が1年間限定でプレー。夏までに終わったリーグ戦は7位だったが巨人組の活躍もあって次第に力を付け、10月の全日本選手権では8強まで進出した。巨人は23日に来季の体制とフルメンバー20人を発表、単独チームとして試合に出場できるようになるため、「助っ人」もこの試合が最後。巨人で来季主将を務める金満梨々那は「いろいろな面で濃い1年でした。ほかのチームでは味わえない、勝つことも大事だけれど楽しいから勝てるという、野球の楽しさを知りました。さみしいけれど、これからはチーム(巨人)を考えていくので、支えてもらいながらしっかりやっていきたい」と前を見据えた。

 1年間、4人を預かった篠原慎平監督は、今年は巨人からの選手の活躍で勝った試合も多かった一方で、元からの選手が奮起することもあり相乗効果が起きたと感謝。「さみしいですが、抜けたから弱くなったと言われるのは悔しいから、巨人など強いチームと良い試合が出来るようレベルアップしていきたい」と語った。

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