◆フィギュアスケート ▽グランプリ(GP)シリーズ第6戦 フィンランド大会 最終日(26日・エスポー)
男子フリーが行われ、ショートプログラム(SP)5位の壷井達也(シスメックス)は、166・08点、合計244・90点のいずれも自己ベストをマークし、4位だった。
SPでミスになった4回転サルコーを冒頭に決めると、その後、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)も2本決め、最後まで大きなミスなくジャンプをまとめ上げた。演技後は珍しく感情をむき出しにし、右手でガッツポーズ。「(昨季銅メダルを獲得した)世界ジュニアの時より、大幅に自己ベストを更新することができたので、今回の目標は達成できた」と喜んだ。
直前の女子で、同門の三原舞依(シスメックス)が逆転優勝したことが力になり「すごい刺激になりました」という。シニア1年目でGP2大会を経験し、「もっともっと上を目指して、ファイナルとか、そういったところを争えるような選手になりたい」とさらなる高みを目指す。次は12月の全日本選手権(大阪)で「喜びを爆発できるようにしたい」と誓った。