ロッテにドラフト1位で指名された専大・菊地吏玖(りく)投手(22)が26日、横浜市内のホテルで契約金1億円プラス出来高5000万円、年俸1600万円で契約に合意した。大学の大先輩で、広島やメジャーで活躍した黒田博樹氏を超える活躍を誓った。
菊地は札幌大谷高時代は甲子園出場なしも、大学では最速152キロの直球を武器に東都2部で通算9勝(4敗)、防御率0・93と成長した。黒田氏は上宮高では控え投手だったが、専大で開花し、最終的には日米通算203勝を挙げる大投手となった。そのサクセスストーリーを「自分と似通った部分がある」と重ね合わせ、常に意識してきた。「黒田さんのような大きな投手になれれば」と、夢を語った。
背番号は「28」に決定。「今はとにかく一日一日を全力で過ごせるかが勝負。マリーンズのために腕を振り続けられる選手になりたい」と偉大な右腕の背中を追う。(小田原 実穂)