「若者の車離れ」…車を持たない30代ママの“豊かな”生活「20年間で1500万円浮く」健康・人脈もゲット

スポーツ報知
◆写真はイメージ◆

 「若者の車離れ」という言葉を最近よく耳にする。子育て世帯にとっても、車の有無による生活パターンの変化は大きい。車を持っておらず、今後も持つ気がないという子育て中の女性に話を聞いた。

■所持しない一番の理由「節約」

 関西に住む会社員の30代女性は、3歳の子供と夫との3人暮らし。夫婦ともに運転免許は保有しているが、車は所有していない。普段の買い物はほとんどネットスーパーを使用しており、保育園などの送迎は徒歩。車をもたない一番の理由は「節約」だという。「もし買うなら事故したときが怖いので普通車以上」と決めているが、「週に1回乗るか乗らないか程度で、年間50万円くらいかかる。維持費が高すぎる」。車体代も含めると「20年間で1500万円は浮く。ちょうど子供の教育費分ぐらいになる」と計算しているという。

 車を持っていないことで日常生活ではほとんど不便を感じていないというが、困ったこともある。中距離に住む義理の両親の家に行きにくいことだ。在来線に乗って約2時間かかるが、「イヤイヤ期の子供を2時間も在来線に乗せるのはかなり難しい。新幹線なら、こだまなら空いているし、ぐずったら通路に出たりできるんですが…」。コロナ禍も相まって、まだ一度も義理の両親宅へ子供を連れて行っていないという。

 しかし、車を持たないからこその良い点も感じているという。どこへでも徒歩かバスで移動するため、「運動不足にはならない」。また、「近所の人とかと顔見知りになったり。子供がぐずって地面に寝そべったりすると、通りすがりのおじいちゃんおばあちゃんが声を掛けてくれて、助けてくれたり。うちは核家族で知り合いも少ないので、いろいろな人と交流できるのは徒歩生活の良さだと感じています」と、お金が貯まることとともに、人との交流で生活の豊かさを感じているという。

 日本トレンドリサーチが21年に行ったアンケートによると、免許を取得しない理由として「必要性を感じないから」が最も多く44・4%、「車に興味がないから」が29・9%、「お金がかかるから」が27・5%だった。一方、免許を取得した人のなかで、車を持っている人は77・4%。年代別に見ると、30代(73・0%)以降は70代以上(88・1%)まで70%以上の数字が出ているが、20代だけは55・2%にとどまっている。

 また、車を購入した人のなかで「良かった」と思う人は98・6%と大多数である一方、車を持たない人では「持ちたいと思わない」人が59・9%と約6割を占めた。経済的に不安を覚える若者が増えるにつれて、マイカー離れは自然な現象なのかもしれない。

引用元:日本トレンドリサーチ(https://trend‐research.jp/7283/)

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