【西武】水上由伸、パ・リーグ新人王は「水上の方の由伸です」 パ育成出身者では初「ひそかに狙っていた」

新人王に輝いた西武の水上(代表撮影)
新人王に輝いた西武の水上(代表撮影)

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 晴れ舞台のために新調したストライプのスーツで登壇した西武・水上は、誇らしげだった。パの育成出身者では初の新人王に「光栄です。開幕からひそかに狙っていました」と笑みを浮かべた。

 2年目の今季は“勝ちパターン”の一角を占め、平良の61試合に次ぐチーム2番目の60試合に登板。4勝4敗1セーブ31ホールドで初めての最優秀中継ぎ賞も獲得した。何よりも大きな武器は負けん気の強さと度胸のよさだ。渡辺GMが「面構えがいい」と評するように、ピンチでもひるむことはない。

 ベースになっているのが山梨・帝京三髙時代に当時の輿石重弘監督(現秋田・明桜高監督)の勧めで受けたメンタルトレーニング。「最悪の場面でも楽しんでやるという指導でした」。教えを貫き、数々のピンチの芽を摘み取り勝利に貢献。辻前監督に「頑張りましょう」「何か悩みでもあるんですか?」と声をかけるほどの明るい性格もセットアッパー向きだ。

 20年のチームのドラフト指名選手では育成5位と最下位だが、今や欠かせない存在になった。「今年と同じくらいの試合数を投げないと意味がない。60以上は投げます」。オリックス・山本と並んだ壇上では「水上の方の由伸です」と笑わせた右腕が、その言葉通りに全国区に躍り出る。(秋本 正己)

 ◆水上 由伸(みずかみ・よしのぶ)1998年7月13日生まれ、24歳。長野県出身。山梨・帝京三から四国学院大に進み、2020年育成5位で西武入り。21年は5月に支配下登録され、29登板で1敗4ホールド。今季は60登板で4勝4敗1セーブ31ホールド。176センチ、77キロ。右投右打。

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