智弁和歌山・中谷仁監督が講義 「大阪桐蔭に勝つぞと言うと、僕だけが浮くようなコーチ時代があった」

スポーツ報知
甲子園塾で講義を行う智弁和歌山の中谷仁監督

 指導者育成などを目的とした2泊3日の「甲子園塾」が、25日、中沢佐伯記念野球会館で始まった。

 各都道府県から選ばれた47人の指導者のうち、21人が第1回の研修に参加。3年ぶりの開催となったこの日、特別講師として智弁和歌山の中谷仁監督が「指導者としての基本的な考え方」をテーマに、質疑応答の形式で講義を展開した。「私学には勝てないと生徒が言ってしまっている状況、生徒たちに火をつけるためには」という質問が飛び出した際には、2017年のコーチ就任当時を振り返った。「180センチある選手がMサイズのユニホームを着てたんですけど、聞いたら、『大阪桐蔭はこういう袖の短いユニホーム着ているので』って。もう無理やん、大阪桐蔭に勝たれへんやんっていう話をしたり」と苦笑いの中谷監督。「(大阪桐蔭には)ハナから勝てない、負けても格好悪くないよねっていう空気感。大阪桐蔭に勝つぞと言うと僕だけが浮いているようなコーチ時代があった」と明かした。

 その後、何が負けているのかを細かく選手らと話し合い、メニューを考案。一人ひとりと徹底的に向き合う姿勢が、21年夏の甲子園Vにつながった。中谷監督は「智弁和歌山の監督に何が分かるんだと言われることは百も承知で」と話したうえで「途中で転勤があるかも分からない。けど、5年、10年後の甲子園出場につながる種を自分がまいているんだという思いで、可能な限り行動あるのみ。夢あるところに、同じ思いを持った子どもたちが集まってくる」と、熱く語った。

 甲子園塾は2日目から実技指導も予定されており、第2回は12月9日から11日の日程で開催される。

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