【西武】水上由伸がパ・リーグ育成出身初の新人王「すごくうれしい」

スポーツ報知
水上由伸

◆NPB AWARDS 2022 supported by リポビタンD

 タイトルホルダーや最優秀選手、最優秀新人といった今シーズン活躍した選手たちをたたえる表彰式「NPB AWARDS」が25日、都内で開かれ、西武・水上由伸投手が新人王に輝いた。パ・リーグで育成選手の受賞は初めて。

 いつもは笑みを絶やさない水上も、この日ばかりは緊張気味だった。受賞を知らされると「すごくうれしいです。光栄です」と声を震わせた。

 20年の育成ドラフト5位で入団すると、140キロ台後半のキレある速球、スライダー、シュートを武器に1年目の5月に支配下登録されて6月に1軍昇格。デビューから13試合連続無失点のパ・リーグ記録を更新。29試合で1敗4ホールドを記録すると、2年目の今季は中継ぎの“勝ちパターン”の一角を占めるようになり、平良の61試合に次ぐチーム2番目の60試合登板で4勝4敗1セーブ31ホールドを記録。初めての最優秀中継ぎ賞も獲得した。「ずっと1軍にいられたので、それがよかったと思います」と振り返った。

 何よりも大きな武器は負けん気の強さと度胸のよさ。渡辺久信GMが「面構えがいい」と評するように、ピンチでマウントに上がってもひるむことはない。ベースになっているのが帝京三高時代に当時の輿石重弘監督(現・明桜監督)の勧めで受けたメンタルトレーニング。「最悪の場面でも楽しんでやるという指導でした」。数々のピンチの芽を摘み取り勝利に貢献。辻前監督に「監督、頑張りましょう」「監督、何か悩みでもあるんですか?」と声をかけるほどの明るい性格もセットアッパーに向いていたといえる。

 20年度のチームのドラフト指名選手では育成5位と最下位だが、今や欠かせない存在になった。「今年と同じくらいの試合数を投げないと意味がない。そこを目標にしたい」。最低でも60試合登板へ。表彰式の壇上から、視線は来季へ向けられていた。

 ◆水上 由伸(みずかみ・よしのぶ)1998年7月13日生まれ、24歳。長野県出身。帝京三から四国学院大に進み、2020年育成ドラフト5位で西武入り。1年目は5月に支配下登録されると6月11日の中日戦(メットライフ)で初登板を果たし、29試合登板で1敗4ホールド。今季は中継ぎで活躍し、60試合で4勝4敗1セーブ31ホールドを記録した。176センチ、77キロ。右投右打。

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