サッカー王国・静岡が「ドーハの奇跡」に沸いた、ドイツビールで勝利の祝杯!

スポーツ報知
ドイツ戦に勝利し祝杯を上げた

 森保ジャパンがドイツを完全に“飲み込んだ”。サッカーのW杯カタール大会1次リーグE組初戦が23日行われ、日本は優勝4度の強豪ドイツに2―1で逆転勝利した。今大会の日本代表戦全試合を「巨大スクリーン」で応援できる居酒屋レストラン・GROWSTOCK(グローストック)でサッカー王国・静岡ならではの熱狂ぶりを森智宏記者が「見た」。

 ドイツにどうしても一泡ふかせたい―。サッカー王国・静岡県から直線距離で約8255キロ離れたカタールにあるハリファ国際競技場へパワーを送り込む熱いサポーター約65人が「巨大スクリーン」の前に集結した。

 試合前にさっそく“先制攻撃”を仕掛けた。キックオフ30分前に、応援プランを取り仕切る同店の福島英紀代表(40)が「ドイツビールを飲みまくってドイツを倒しましょう」と乾杯のあいさつ。ドイツビールを1杯無料提供され、決戦前から盛り上がりは最高潮へと達した。

 君が代が流れる。肩を組んで歌い気持ちを高めるサポーター。キックオフの笛が鳴ると温かい拍手。すると開始8分、MF伊東の右クロスにFW前田が反応。ネットを揺らした瞬間は「よっしゃー」と大歓声もオフサイド。幻のゴールとなり頭を抱えた。

 強豪ドイツの安定したパス回しに「うまい」「さすが」とうならされる。前半33分に失点を許し劣勢に立たされると「今は我慢」と選手を鼓舞。そんな中、エスパルスのGK権田の再三のスーパーセーブで窮地をしのぎ「さすが清水の権田」と、県勢唯一のスタメン守護神を称えた。それでも前半終了間際に押し込まれる展開が長く続くと「大人と子供が戦っているみたい」と徐々に余裕がなくなり不穏な空気が流れ始めた。1点ビハインドでしのいだハーフタイムには、ドイツビールをおかわりするなどサポーターもリフレッシュ。「ニッポン」コールで逆転を信じた。

 切り札投入が完全に流れを変えた。後半12分、MF三笘が途中出場すると「三笘コール」でイケイケムードに。同30分にMF堂安が同点弾をぶちこみ「いけるいける!」とヒートアップ。8分後にはFW浅野の勝ち越し弾で「うぉー!」と大熱狂。ドイツを完全にビールとともに“飲み込む”森保ジャパンの大金星。勝利のホイッスルが鳴ると、どんちゃん騒ぎ。感極まり涙する人も。抱き合いハイタッチと全員で喜びに浸った。

 会社員の大隈樹生さん(23)は「人生で最高の日」と絶叫。一緒に来ていた会社員の望月伸浩さん(23)は「三笘が流れを変えた。キーマンは三笘」と森保監督の采配を大絶賛した。

 福島氏は「静岡から熱い声援を届けることができた。日本戦は全試合応援プランをやるので、ぜひまた来てください」。0時を回り日が替わっても「王国・静岡」ではビール片手に歓喜の「ニッポン」コールがとどろいた。(森 智宏)

 〇…全国高校サッカー選手権出場を控える浜松開誠館イレブンも、ドイツ戦の勝利に衝撃を受けた。「勝つと思っていなかった。感動して、夜中なのに叫んでしまいました」と前田康尋主将(3年)。初戦の相手は前回準Vと格上の大津(熊本)だが、「個人の実力は(勝敗に)関係ないことを証明してくれた。勇気をもらいました」。青嶋文明監督(54)も「自分たちの良さを発揮することが大事。積極的な戦いをさせたい」と刺激を受けていた。

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