【楽天】和田恋インタビュー、引退覚悟で10年目に臨む「打撃で勝つ」

スポーツ報知
今季はファーム暮らしが長かった楽天・和田

 楽天・和田恋外野手(27)がこのほどスポーツ報知のインタビューに応じた。プロ9年目の今季は開幕スタメンをつかむも、4月中旬に2軍落ち。6月に再昇格したが、長らくファーム暮らしが続いた。オフには同世代の選手たちが戦力外通告を受ける現状を目の当たりにした“崖っぷち男”が引退覚悟で来季に臨むことを誓った。

 開幕スタメンの座を自らの手で奪った和田だったが、今年に懸ける思いが空回りしたのか―。3月25日のロッテとの開幕戦(楽天生命)では0―3の7回1死一、二塁の好機で打席が回ってきた。石川のカットボールを捉えた打球は勢いよく左中間に飛んだが、中堅手・岡にスライディングで好捕され天を仰いだ。抜けていればチームに大きな勢いをもたらすはずの当たりだったがファインプレーに阻まれた。「運がなかったです」

 ここから20打席連続無安打と結果を残せず4月中旬に2軍行きを告げられた。オープン戦では3割6分6厘、1本塁打、6打点と猛アピールが実ったが「チャンスをつかんだけど、生かせなかったことが今年一年の振り返り」。11試合で打率は6分9厘、0本塁打、1打点に終わった。

 結果が全ての世界。オフには同じ95年生まれの内田、マーキ、渡辺佑(トライアウトを経てソフトバンク入団)が戦力外となった。「同級生も減っちゃった。3人とも仲が良かった。特に内田は右の長距離打者で僕と競ってきた相手だった。正直、僕とどちらが首を切られてもおかしくない立場だった。ヤス(内田)も悔しいと思うので、彼の分まで頑張りたい」

 石井監督は来年2月のキャンプから右のサバイバルを予告。伊藤、横尾、残留が決まっているギッテンスに加えて、新外国人と涌井との交換トレードで中日から加入した阿部を交えた争いのゴングが鳴る。

 「その中だと試合に出られたとしても1人。(伊藤)裕季也は守備もうまいし、僕にないものもある。やっぱり長打。打撃で勝つしかない」

 数年前から「戦力外」の文字が頭をちらつくようになった。「来年1年チャンスをもらえたので頑張ります」。来季は“ラストチャンス”の思いでグラウンドに立つ。

 ◆和田恋(わだ・れん)1995年9月26日、高知県生まれ。27歳。高知高では1年夏から内野のレギュラー。3年春のセンバツでは4番を務め、4強入り。13年ドラフト2位で巨人入団。19年7月に古川侑利(現日本ハム)との交換トレードで楽天に移籍。180センチ、95キロ。右投右打。来季年俸690万円。

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