浅野拓磨は7人きょうだいの“お母さん” 9人の大家族で弟の教育係を担う

後半、シュートを放つ浅野拓磨(カメラ・宮崎 亮太)
後半、シュートを放つ浅野拓磨(カメラ・宮崎 亮太)

◆カタールW杯 ▽1次リーグE組 ドイツ1―2日本(23日・ハリファ国際スタジアム)=W杯取材班

 日本はドイツを2―1で下し、優勝経験国から初となる歴史的な勝ち点3をつかんだ。1―1の後半38分、途中出場のFW浅野拓磨(28)=ボーフム=が勝ち越し弾。2018年ロシアW杯直前でメンバーから漏れた4年分の悔しさを晴らした。

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 浅野家の“母”が大仕事をやってのけた。ドイツ戦で決勝ゴールを決めたFW浅野拓磨は7人きょうだいの三男。六男の快斗(21)は「面倒見が良くて、お母さんみたいな存在」と人柄を明かす。

 9人の大家族で弟の教育係を担う存在。快斗は「僕は小学生の頃に少しヤンチャで、よく怒られた。『こうこうやから、違うな』と普通は両親が怒ることを最初に言ってくれた。ご飯ができたら『机、片付けるで~』と大声で仕切り、一番最初にテキパキ動いてた」。

 快斗は現在、ドイツ5部ジーグブルクでプレー。「拓磨の家に遊びに行くと『よし、筋トレやろう』と始まる。ダンベルや台があり、背中の強化、腰にこう入れる動きとか。毎日、自分の体と向き合っている」。食事も細かく栄養素を考え「フルーツ、野菜、肉、魚、ビタミンなんちゃら…と。意識がハンパじゃない」。

 18年ロシアW杯。直前でメンバーから漏れ、コロンビア戦を現地観戦後に帰国した兄と三重の実家で再会し「当たり前のように、次のW杯へ練習を始めていた」。悔しさを胸に4年間励む兄の姿に「ブレずに毎日同じことをやる強さがある。『今日の自分が次のゴールを決めるための通過点』と。スーパーポジティブな人間です」。拓磨の劇的な一発に「兄という存在だけでなく、日本を代表するサッカー選手として本当に素晴らしいゴール」と祝福した。

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