◆カタールW杯 ▽1次リーグG組 スイス1―0カメルーン(24日・アルジャヌーブ競技場)
【アルワクラ24日=スポーツ報知W杯取材班】FIFAランク15位のスイスと同43位のカメルーンを下して白星発進を決めた。0-0で折り返した後半3分にFWエンボロが先制点を挙げて逃げ切った。カメルーンはW杯8連敗となった。
自慢の堅守速攻を武器にスイスが序盤から鋭い攻撃を仕掛けた。起点となったのはMFシャカ。4年前のロシア大会ではゴールを決めた後に政治的メッセージのパフォーマンスで国際サッカー連盟から罰金処分を受けた“お騒がせ男”もキャプテンマークを巻いてチームをけん引した。今季イングランド1部の強豪アーセナルで全試合スタメン出場で3ゴール3アシストと絶好調。前半12分にミドルシュートを放つなど幾度となく決定機を作った。
ボール支配率もシュート数も互角の展開で均衡を破ったのはスイスだった。後半3分。フランス1部・モナコで日本代表MF南野拓実の同僚・エンボロがゴールをこじ開けて先制。優勝候補のブラジルが同組で同居。対戦前に勝ち点を失いたくない意識から消極的に見えた試合だったが、抜け目なく白星をもぎ取った。
カメルーンはアフリカ最終予選直前の今年3月に同国のレジェンド・ソング監督が就任。ポール・ビヤ大統領がカメルーン連盟に命じた格好で指揮官となりチームをW杯の舞台へ導いた。同監督にとって選手で4回、マネジャーで1回を経て今回で6回目となる檜舞台だったが、スタートはほろ苦いものになってしまった。
【F組の日程】
▼11月24日
ブラジル―セルビア
▼11月28日
カメルーン―セルビア
ブラジル―スイス
▼12月2日
セルビア―スイス
カメルーン―ブラジル
※日付は現地