初戦7失点コスタリカ食いつき癖で守備に穴、飛び出すDF背後を使うべし…日本のライバルを担当記者が見た

スポーツ報知
がっくりのコスタリカイレブン(ロイター)

◆カタールW杯 ▽1次リーグE組 スペイン7―0コスタリカ(23日・アルスママ競技場)

 次戦で日本と対戦するコスタリカは、スペインに0―7で大敗した。前半だけで3失点を喫するなど自慢の堅守が崩壊し、まさかの惨敗となった。スペインはシュートを1本も打たせない“完全試合”を達成し、完成度の高さを世界に知らしめた。森保ジャパンは第2戦のコスタリカ戦、3戦のスペイン戦をどう戦っていくべきか。日本のライバル同士の衝撃的な試合を岡島智哉記者が「見た」。

 目前で繰り広げられる圧巻のゴールショーを見ながら、思ったことが2つある。

 1つは、スペインから勝ち点を奪うのは至難の業ということ。若手コンビのMFペドリとガビのインサイドハーフが自在に動き回って相手をかく乱させ、34歳のブスケツは中盤の底にどっしり構えてチームを安定させる。ポジションチェンジを繰り返すことで、前線の全選手が“神出鬼没”になっていた。ルイスエンリケ監督は「見ての通り、サッカーは素晴らしいスポーツだ」と満足げだった。

 このスペインから勝ち点を奪わなければ突破ができない状況は、極力避けたい。それほど厳しいと見る。裏を返せば、第2戦のコスタリカ戦で何が何でも勝ち点3をもぎ取り、突破への条件を整えておきたい。

 2つ目は、決して個々の能力が低いわけではないコスタリカだが、日本が勝ち点3を奪える可能性は大いにあるということ。先発したDFコントレラスが「ピッチで何が起こったか説明できない。僕たちは悲惨な試合をしてしまった」と振り返ったように、大量失点で戦意喪失となった後半は参考にならないが、前半の戦い方には隙があった。

 コスタリカのDFには「食いつき癖」がある。向かってくる相手に対して持ち場を離れ、飛び出して対応しようとする。スペインはそれを技術でいなし、飛び出したDFの背後を自在に使って得点を重ねた。コスタリカは日本戦で勝ち点3を狙いにくる。DFの「食いつき癖」をうまく利用し、得点を重ねたい。

 攻撃は、元アーセナルのFWキャンベルにボールが入った時に、スピードある選手が駆け上がって速攻を仕掛ける形。屈辱のシュート0本という結果に終わったのは、スペインがキャンベルにボールをほとんど入れさせなかったからだ。“キャンベル封じ”は守備面でのカギとなるだろう。

 スペイン―ドイツ戦の結果次第で、日本は第2戦で突破が決まる。そのハードルは決して高くない。(岡島 智哉)

サッカー

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請
×