村田真一さん、巨人・阿波野秀幸投手コーチ「直撃」今季の敗因、リリーフ陣の来季構想に迫る

スポーツ報知
対談した阿波野秀幸投手チーフコーチ(左)と村田真一氏(カメラ・相川 和寛)

 スポーツ報知では、本紙評論家が巨人の首脳陣や選手に迫る企画「直撃」を随時掲載する。初回は元ヘッドコーチの村田真一氏(58)が来季、投手陣の再建を託された阿波野秀幸投手チーフコーチ(58)と対談。今季の敗因となったリリーフ陣の来季構想に迫った。

 村田氏(以下村) 「巨人へお帰りなさいませ、やね。中日のコーチやって、今年は現場を離れていたけど外から見ていてどうやった?」

 阿波野コーチ(以下阿)「若い芽が出てきた良いニュースもあったんですけど、1年トータルで見ると常に不安はありましたね。ベテランの力も必要ですけど、外国人含めて崩れてしまった、という印象ですね」

 「外国人(の投手陣)は全滅って感じやったもんね。9回には大勢がいるわけやし7、8回をどうするかが腕の見せどころになるのかな?」

 「各球団を見渡してもブルペンがしっかりしている。(7~9回の)3人というよりは5人(そろえたい)ですよね」

 「期待している投手は?」

 「左は高梨が今季もやってくれましたし、中川がうまく(調整)してくれている。あとは秋季キャンプ組だと大江に山田。山田は経験は浅いですけど期待してます」

 「山田は直球に力はあるから、あとは変化球の精度かな。右でいうと菊地も面白い。あとは堀岡あたりかな?」

 「(菊地、堀岡は)タイトなところで使いたいなというのはありますね。山田は球速が聞いていたよりもだいぶ上がってきた。球種の多くない投手ですし、1イニング出し切りで、と。あとはキャンプメンバーでは赤星、直江ですかね」

 「先発やないの?」

 「この2人は先発枠の数も考えていくと、どこで力を出してもらおうかなと考えているところです。今はあんまり決めつけないで見ているんですよ」

 「ところで井上はええなあ。ブルペンを見ても、秋季キャンプのメンバーでは抜けているよね」

 「さすが、おっしゃる通り(笑い)。もう井上は期待の人ですよ」

 「オレの中ではもう来季の4番目のローテ投手よ(笑い)。球質がね。スピン量が多くてね」

 「(6日の)侍ジャパンとの試合で3イニングですけど、先発を託したというのはそういうメッセージを込めたということです」

 「これで阿波野コーチが投げていたチェンジとかシュート系の球を覚えてくれたら最高やね」

 「練習を始めていて、急に習得するのは難しいんですけど、きっかけをつかんでもらって(来春の)オープン戦で試したいと思っています」

 「赤星もフォームをふりかぶったりして変えているね」

 「ダイナミックさを、ということですね。すごくまとまっている。だけど、どこに来るか分からないような迫力はない。なので躍動感であったりを加えていきたいと思ってます」

 「今年日本一になったオリックスは中継ぎ陣がすごかった。宇田川みたいな選手が出てきてほしいな」

 「菊地などは可能性はありますよね」

 「球威あるしね。ファームじゃビシビシ抑える。あとは自信だけよ。あの精神状態で1軍で投げられるならばいけるよね」

 「投手陣には言ったんですけど、まずは(カウントを)追い込むという勝負に勝てるようになってくれって。追い込めばかなりの確率で抑えることができる。ただ追い込み方は人それぞれ。個々の特長は生かしたいですね」

 「外国人も取るやろうし、若手から先発に2人くらい、ブルペンにも7、8回に加わってくれたらうれしいよね」

 「まずはブルペン。この継投でいけるという勝ち星をどれだけ重ねられるか、ですよね」

 「勝ち試合を落とさないって大事。勝ち試合落とすとベンチの雰囲気も悪くなるしなあ~。でも今年より悪いってことはないから大丈夫や(笑い)。そう思って頑張ってよ!」

 ◆阿波野 秀幸(あわの・ひでゆき)1964年7月28日、横浜市生まれ。58歳。神奈川・桜丘高から亜大に進み、86年ドラフト1位で近鉄入団。95年に巨人移籍、97年オフに横浜へトレードされ、2000年現役引退。巨人、横浜、中日で投手コーチ。現役通算は305登板、75勝68敗5セーブ、防御率3.71。左投左打。

巨人

個人向け写真販売 ボーイズリーグ写真 法人向け紙面・写真使用申請