清水エスパルスユースがプレミア参戦12年目にして初の降格危機

スポーツ報知
豪雨の中でボールを競り合う静岡学園高MF栗原耕平と清水ユースMF矢田龍之介

◆サッカー◇ 高円宮杯U―18 プレミアリーグ 第15節【WEST】静岡学園1-0清水ユース(23日・鈴与三保)

 清水ユースは静岡学園高に0―1で敗れた。静岡学園高MF寺裏剣(3年)の先制弾で主導権を握られて以降は、豪雨で水が浮いたピッチで思うようにボールを運べなかった。残り2戦で、自動降格圏の11位。プレミア参戦12年目にして初となる降格の危機が迫っている。

 執念は実らなかった。清水ユースは0―1で迎えた後半ロスタイム。途中出場のMF西原源樹(15)がロングボールに抜け出し、GKと1対1に。右足のシュートはサイドネット外側に当たり、終了の笛が鳴った。沢登正朗監督(52)は「重要な一戦だと、選手も私も理解していましたが…」と唇をかんだ。

 ユース界の名門が窮地に立たされた。プレミア初参戦となった11年からの平均順位は3・5位と、安定して上位に。今季は「ミスターエスパルス」沢登監督が就任。悲願の初優勝を目指し、「ボール保持率の向上」をテーマに船出した。

 飛躍を期したシーズンに、次々と試練が訪れた。指揮官が「10番」に指名した司令塔のMF山田理矩(18)が、4月に膝の負傷で長期離脱。9月にも来季トップ昇格が内定しているMF安藤阿雄依(17)が足の肉離れで戦列を離れた。MF矢田龍之介(16)は「突破力のある選手が抜けてしまっているのは大きい」。引き分けはリーグ最多タイの「7」と、勝ちきれない試合が続く。

 残り2戦は残留を争うG大阪ユース(27日)、C大阪ユース(12月4日)との直接対決となり、自力で入れ替え戦圏内の10位に浮上する可能性は残る。沢登監督は「次戦は安藤も帰ってくると思う。目の前の一戦に集中していく」。トップに続く降格を避けるためにも、意地を見せる。

(内田 拓希)

 〇…静岡学園高はMF寺裏の決勝弾で10戦ぶりの勝利。4位に浮上した。シュート数14―3の内容に、川口修監督(49)は「今日は、一人も緩んだ選手がいなかった」とうなずいた。連覇を目指した県選手権は準決勝で敗退。直後は落ち込んでいた選手もいたというが「ここ一週間は切り替えて練習できている。今後のサッカー人生のためにも、いい経験をしてほしい」と残り2戦を見据えた。

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