オリックスの山本由伸投手(24)が23日、WBC出場へ“OKサイン”を出した。10月22日のヤクルトとの日本シリーズ第1戦(神宮)で左脇腹を痛めて途中降板。日本Sではその後の登板がなく、故障の状態が心配されたが「遠投もしていますし、いい感じでやっています」と順調な回復を明言。来年3月のWBCへ「選んでいただけるなら精いっぱい頑張りたい」と出場意欲を示し、ベストな状態で臨めるかという問いにも「全然大丈夫だと思います」と力強く答えた。
昨年の東京五輪で金メダルに貢献。侍ジャパンの栗山監督、吉井投手コーチ(ロッテ監督)も山本の名を挙げるなど、世界一奪還へのエース格と期待されている。エンゼルス・大谷も参加を表明し「同じチームで過ごせるだけでいろいろと得るものはあると思う。まだ(選ばれるか)分かりませんけど、頑張ります」と共闘を楽しみにした。
この日は京セラDでファンフェスタ。リーグ連覇、日本一の喜びをファンと分かち合い「たくさんの方々が来てくれて、喜んでもらえたので、すごくいいイベントだった」とうれしそうだった。(玉寄 穂波)