東京ドームを本拠地とする巨人選手で、シーズンで最も顕著な活躍をした選手に贈られる「東京ドームMVP賞」(副賞300万円)が23日に発表され、大勢(翁田大勢)投手が受賞した。
プロ1年目の今季は、年間通して守護神としてチームを支え、デビュー戦から7試合連続セーブのプロ野球記録を達成するなど57試合に登板して1勝3敗、新人タイ記録となる37セーブをマーク。「こういう賞を受賞できたのも、先発ピッチャーの皆さんだったり、僕の前で投げている中継ぎの皆さんが必死につないで下さった結果。野手の皆さんが体を張って守って下さって、点を取ってくれたおかげだと思っています。いろいろな方々に感謝しています」と語った。
印象に残る試合として挙げたのは、3月25日の中日との開幕戦(東京ドーム)。2点リードの9回に登板して2死満塁のピンチをしのいでプロ初セーブを挙げた場面を「ピンチになってしまったんですけど、ジャイアンツファンの皆さんが拍手で後押しして下さったことは今でも覚えています。そういった方々の力をもらいながらセーブすることができた」と振り返った。
賞金300万円の使い道を問われると、「プロに入ってくるまでには両親には本当に迷惑と心配を、ケガもしましたし、通院だったりそういう面ではとてもお金をかけてしまったので少しでも恩返しできれば」と語った。