サウジアラビア「ジャイキリ祝日」アルゼンチン戦翌日急きょ発表

スポーツ報知
ドーハの市場で喜びに沸くサウジアラビアのサポーター(ロイター)

 サウジアラビアのサルマン国王は、サッカーのカタールW杯1次リーグ初戦で、メッシ擁する強豪・アルゼンチンに2―1で逆転勝利し、大金星を挙げたことを記念し、「23日を祝日にする」と急きょ発表した。

 異例の“祝日令”は、国王の息子で、事実上の最高権力者である首相のムハンマド皇太子が提案した。国営通信は勝利を「歴史的だ」とし、「サルマン国王は、政府機関や民間企業で働く全ての従業員と学生を対象に23日を祝日にすることを発表した」と報じた。王室は、皇太子が大臣らと肩を組んで大喜びする写真も公開。勝利については閣議でも取り上げられ、祝福し合ったという。

 サウジ証券取引所は取引の中止を発表。サウジは現在、全国的に年末の試験期間に入っているが、この日は休止となり、日程の見直しを検討するという。首都リヤドではテーマパークや娯楽施設への入場料も一日限定で無料になった。リヤドでは即興のダンス集団を結成したり、車の窓から国旗を振る市民の姿が見られた。

 カタールは隣国でもあり、アルゼンチン戦が行われたルサイル競技場にはサウジの大サポーターが集結。試合後のスタジアム場外では、ジャイアントキリングを祝福し、国旗を手に掲げ、伝統衣装を身にまとうなどして喜びを分かち合った。

 アラビア半島の8割を占めるサウジアラビアは、イスラム教の発祥地で聖地メッカ、マディーナがある。サウード家の絶対君主制国家で、イスラム圏でも最も戒律の厳しい国とされている。世界最大級の石油埋蔵量、生産量、輸出量を誇るエネルギー大国として知られている。同皇太子はサッカー好きとして有名で、実権を握る政府系ファンドが昨年、英プレミアリーグの名門ニューカッスルを買収し、世界で最も資金力のあるクラブになったというニュースが大きな話題となった。

 ◆サウジアラビア王国

 ▼面積 215万平方キロ(日本の約5・7倍)で国土の大部分が砂漠

 ▼人口 約3534万人(在留邦人は2021年12月時点で632人)

 ▼日本との時差 マイナス6時間

 ▼首都 リヤド

 ▼民族 アラブ人

 ▼公用語 アラビア語

 ▼宗教 イスラム教

 ▼元首 サルマン・ビン・アブドルアジーズ・アール・サウード国王

 ▼通貨 サウジリヤル。1サウジリヤルは約37・59円(23日現在)

 ▼著名人 ムハンマド(イスラム教の預言者)

 ▼行きたくなったら ドバイや香港、フィリピンなどを経由しリヤドまで約15時間。19年から日本を含めた49か国を対象に観光ビザを解禁。

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