“りくりゅう”SP世界歴代5位の78・25点 感謝を胸に「2人で滑れることっていうのは、当たり前ではない」NHK杯ペアSP一問一答

スポーツ報知
ペア・SP  息の合った演技を披露する三浦璃来、木原龍一組(カメラ・竜田 卓)

 ▽グランプリ(GPシリーズ)第5戦・NHK杯 ペアショートプログラム(18日、札幌市真駒内セキスイハイムアイスアリーナ)

 ペアのショートプログラム(SP)が行われ、GP第2戦スケートカナダで日本勢初優勝を飾った昨季世界選手権銀メダルの三浦璃来、木原龍一(木下グループ)組が、今季世界最高の歴代5位となる78・25点をマークした。

 「You’ll Never Walk Alone」を演じ、2人で同時に跳ぶ3回転トウループやスロー3回転ルッツを着氷。力強いリフトやデススパイラルでも観客を沸かせた。日本ペア初となるGP2連勝へ向け、「2人で滑れることっていうのは、当たり前ではない」と感謝を胸にフリーに挑む。りくりゅうのSP後の一問一答は以下の通り。

◆ミックスゾーン

 ―PB大幅更新

三浦「ほんとに今回は、レベルのことを頭に入れて滑っていたので、一つエレメンツ少しこぼしてしまったんですけど、それ以外は全てレベル4は取れたことはスケートカナダからの少しの成長だと思いました」

木原「うーん、そうですね。ほんとにパーソナルベストを大きく更新できたので、すごい良かったですし、スケートカナダで取れなかったレベルというのをツイスト以外はしっかり取ることができましたし、技のクオリティーもいいものを出すことができたので、短い期間でしたけど、練習してきたことが出せて良かったです」

 ―演技後すごく驚いた表情だった

三浦「そうですね、あの、ここ1週間くらいSPのスロージャンプ、少し苦戦していたので、あのほんとに今日決まって、ほんとにほっとしました」

木原「あのー、1つ1つのスピードが落ちずに最後まで滑り切れたことが今日は良かったですし、あの、レベルをしっかり獲得できたことがほんとに良かった点かなと思います」

 ―フリーへ

三浦「そうですね。ほんとに技に集中しすぎずに私たちのいいところを全面に出し切りたいと思います」

木原「明日もとにかく楽しんで、2人で滑れることっていうのは、当たり前ではないので。それを感謝して、最後まで時間内に終われるように頑張りたいと思います」

 ―直前に話したことは?

三浦「私自身、今肩にテーピングを巻いているんですけど、ウォームアップの際に取れてしまって、時間が全然ない中、もう1回まき直しをしないといけない焦りがあって。でもずっと焦って、どうしようどうしようってなって、『あなた、1回落ち着きなさい』っていうふうにずっと言われていました(笑い)」

 ―落ち着けた?

三浦「そうですね。あの、1回6分間で落ち着きを取り戻しました」

 ―朝練習で右手首にテーピングしていたが?

三浦「いや、けがではないんですけど、まあ予防兼、まあペア選手あるあるなんですけど、リフトをしているとどうしても手首が痛くなってしまうので。今朝も少し痛かったので、巻いていました」

 ―プログラムは完璧にして、どれくらい点出ると想定していた?

木原「そういった想定はしていなくて。なぜかと言いますと、今季開幕前に三浦選手が肩の怪我をしてしまったので、まずは滑り切ること、試合に出れることを目標にやってきたので、点数の想定っていうのは練習から一切やってこずに。まずは先生からも『パフォーマンスをすること、楽しむことをみんなに見せなさい』と言われてきたので、あの今回の試合にレベルに関して色々やってきましたけど、とにかく楽しんで滑ることを意識してやってきました」

 ―先生も驚いていた

木原「いやでも、先生『78やろ?俺は予想していた』と」

三浦「言ってました、言ってました(笑い)」

 ―良かった点、もうちょっとうまくできた点は?

三浦「自分自身的にうまくできたなっていうところは、最後のデススパイラルがいつもレベルを取りこぼしてたので、今回初めてレベル4を取ることができたので、すごい成長したなって感じたのですけど、スケートカナダのSPでツイストがレベル2で、ここ2週間、あの意識して取り組んできたんですけど、またレベル2だったので、そこの改善が必要かなと思っています」

木原「9月半ばに練習を再開して、1か月半くらい、その中でも、しっかりレベルが取れるようになってきたのは良かったんですけど、なんだろ。もっともっといいものが出せると思うので、これからは3月に向けて、質を上げたり、レベルを確実に毎試合取れるようにしていきたいなと思います」

 ―3年前にデビューした場所でこの滑りをした

三浦「そうですね。ほんとに大きミスなく終えられたのは、ほんとにまあ私たち選手にとってすごくうれしいことだなと感じました」

木原「3年前、初めてのGPデビューで、それも結成して3か月後っていう試合だったんですけど、初めてのNHKのと時は正直、こういった成長ができると思っていなかったんですけど、こうして、あのー世界と戦える自信を持って、またここに戻って来れたっていうのは、ほんとにうれしく思っていますし、ただまだ今シーズンが僕たちのゴールではないので。またここからこれをきっかけにもっともっと上に上がっていきたい思いの方が強いです」

 ◆記者会見

 ―今日の感想を

木原「ええと、シーズンベストが74点、パーソナルベストか、が74点でしたので、78点出せたのですごい良かったですし、スケートカナダの後から、あのレベルをしっかり取れるように、コーチとあの璃来ちゃんとやってきたので。今日しっかりレベルをとることができたので良かったです」

 ―今季、ケガからのスタート。コーチの支えが大きかったと。どんなサポート?どんな存在?

木原「今シーズン、開幕前に三浦選手が肩の脱臼をしてしまって、2か月ぐらい練習できない期間があって、9月半ばから本格的に練習再開できたんですけども、イメージと現実の技術のずれが大きくて、なかなかその二人の思い描くような練習だったり滑りができなくて、ものすごく苦しんでいた時期があったんですけれども、コーチが常にその、ポジティブな気持ちになれるように導いてくれたので。本当に、何でも、技術面の指導もちろん大きかったんですけども、そういった気持ちのサポートっていうのは本当に大きくて感謝していますし、そのコーチってのはもう、僕たち二人にとってはなくてはならない存在ですので。本当に感謝しています。ありがとうブルーノ(笑い)」

 ―スケートカナダで優勝してから、自信がついた?そこからの成長は

木原「スケートカナダの前は正直、その明らかな練習不足でとにかく不安だったんですけれども、スケートカナダを少ない練習でも、しっかり乗り切ることができたので、ものすごく自信になっていましたし、またそのスケートカナダの後からコーチと共にいい練習を積めていたので。今日は不安要素は一切無く、試合に臨むことができたので。それが試合中にも、自然と表情にも表れていたのかなというふうに思います」

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