◆カタールW杯 ▽1次リーグD組 フランス4―1オーストラリア(22日・アルジャヌーブ競技場)
【アルワクラ(カタール)22日=岡島智哉】前回王者で連覇を狙うフランスは、オーストラリアを4―1で下した。
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先制点はなんとオーストラリア。開始9分、右サイドからのクロスをMFグッドウィンが合わせた。フランスは、この失点シーンでDFのリュカ・エルナンデスが負傷退場する不運にも見舞われた。
しかしここから王者が意地を見せた。左FWのエムバペの再三にわたる縦突破でリズムをつかむと、27分にMFラビオ、32分にFWジルーが立て続けにゴール。前半のうちに逆転に成功した。エムバペはゴール前の決定機は逸したものの、スピードや緩急を駆使した鋭い縦突破やクロスで“無双”の気配が漂い始める。
そして、オーストラリアの足が止まり始めた後半20分過ぎからはエムバペの独壇場に。23分には右からのクロスを頭で合わせて今大会初ゴールを奪うと、3分後には緩急をつけた突破でジルーのゴールをアシストした。今大会の主役候補が、大会連覇に向けて好発進となる逆転勝利に大きく貢献した。
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